駐日フランス大使よりメッセージ
フレンチ・ブルー・ミーティングという伝統あるフランス製自動車の祭典にフランス大使館が後援となって以来、すでに17年の年月を経ましたが、これは私たちにとっても喜びであります。
ただ、同時に本年は日本にとって甚大な被害をもたらし、悲惨な年になってしまいました。フランスは日本、および日本のみなさまに心よりの連帯の意を表します。
まずは、長い年月にわたり、これだけ多くの人々の心をとらえ、年々、参加者が増え続けるイベントを組織されてきた事務局スタッフのみなさまに感謝を捧げたく思います。参加者だけでなく、現地に集まる車の数も年々増える様子を目にすると、毎年恒例の、このイベントが非常に興味深く、またポジティブなものという感慨を抱きます。
今年で25回目を迎えるフレンチ・ブルー・ミーティングが、またいつものように長野県の車山高原で開催されるとのこと。自動車産業誕生時の伝説的なクラシック・カーから、最先端の現代技術を誇る最新のフランス車までが一堂に会する、このイベント自体が今では日仏交流の大きな友情の証のひとつでもあります。参加されるフランス車ファンの年齢層も幅広く、さまざまなライフスタイルの方々が楽しい祭典のひと時を分かち合っておられます。
今年、3月11日の大震災では日本の、いや世界の自動車業界にも大きな痛手となりました。日本の自動車業界こそが、技術革新と部品生産の中心を担っているからです。しかし、こうした業界においても早くも立ち直りつつある日本の復興の力は驚異的ともいえるでしょう。
また同時に、この祭典は自動車業界において高まる日本とフランスの新しい時代の緊密な相互関係を象徴しています。契約から10年を経たばかりのルノーと日産の関係はもちろんのこと、PSA(プジョー・シトロエン)と三菱自動車の間の強まる協力関係も、その一例といえるでしょう。
このフランス車の祭典が、スタイルとデザイン、さらに質の高いテクノロジーに支えられたフランス車のイメージを高めることに貢献していただけることをうれしく思います。苦難の時期だからこそ、日本の友人のみなさんのそばに寄り添うように、私たちは存在したいのです。
25回目を迎えるフレンチ・ブルー・ミーティングが、例年のように成功を収めること、さらに私たち二つの国の友情と連帯をさらに深めることを願っています。
2011年5月30日
駐日フランス大使 フィリップ・フォール



