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駐日フランス大使よりメッセージ

毎年、車山高原で開催されているフランス車の祭典「フレンチ・ブルー・ミーティング」への支援メッセージを送ることは私にとって、とても嬉しいことです。

 

このフランス特有の伝統文化でもある自動車の祭典に日本人とフランス人だけでなく、今では国際的と言ってよい人々の関心を集めるFBMが、こうして回を重ねることを喜んでいます。この機会に実行委員のスタッフのみなさまにも厚く感謝の意を申し上げます。

当日会場入場イメージ 原文もご覧下さい

 

この祭典は日仏間の友好の上でも特別な意味があります。昨年はフランスにおける「ジャポニスム2018」が開催されて大成功を収めましたが、FBMは私たち二か国間相互における文化交流事業であり、2021年に開催される「日本におけるフランス年」に向けてのひとつの事業となるでしょう。さらに、2019年のフランス大統領来日時に再確認された日仏インダストリー共同作業の一端を物語るイベントでもあります。特に自動車業界ではルノー・日産・三菱アライアンスが、象徴的な成功をおさめおります。

友好という点だけでなく、この祭典によって、自動車が来たるべき社会への挑戦を試みていることも知らしめてくれます。エネルギー問題と環境問題への第一線での挑戦です。日仏の企業は実際のところ、電気自動車と水素自動車への共同開発を最重要課題と位置付けています。

 

環境問題に対する挑戦は自動車産業にとって、まさしく時期を得た創造が求められています。いつの日か、こうした成果が新たにフランス車のコレクションの一端を担うことでしょう。  こうした様々な視点からも、私たちはフランス車の普及と日仏二か国間の友好として、フレンチ・ブルー・ミーティングを幸せな気持ちで見守っています。今年で33回目を迎えるFBM、また新たな成功を記念しております。

2019年7月24日 東京にて。
駐日フランス大使 ローラン・ピック